明日は11月の最初の火曜日。アメリカで大統領選挙が行われる日です。
私は日本人ですが、ケリー候補を強く支持します。ってゆーか、
NO MORE WAR, NO MORE BUSH !
この選挙に先立ち、先週私はあるアメリカ人とメル友(というより、Discussion仲間)になりました。毎週参加しているWeb写真コンペ
Photo Friday で
Kevinの写真にコメントしたのをきっかけに、見たこともないアメリカ人と戦争についてDiscussionする羽目になってしまったのです。
話題は第二次世界大戦時のアメリカ、日本の立場。被爆者の話など。。。何通もメールをやりとりするうちに、私は思い切って、常々疑問に思っていたことを聞いてみました。
trans-islands「"戦争"といえば、Bush大統領が始めた戦争についてアメリカ人はどう思ってるの?彼が演説で繰り返している通り、もしイラク市民のために戦争しているのであれば、きっと市場や住居、一般市民を空爆できないと思うんだけど。。。アメリカ人は、それもテロとの戦いのために納得して支持してるのかな?」
そんな一日本人の素朴な疑問に、彼は一アメリカ人として率直に答えてくれました。
Kevin「Bushはidiot(大馬鹿)だよ! でもアメリカ市民としてホントに恥ずかしいことだけど、実際半分くらいの人はBushを支持してる」
trans-islands「やっぱり……。それは何故? 実は国内政策がものすごく素晴らしいとか、国外からはわからない理由があるのかな?」
Kevin「彼はね、国民を脅して恐怖感を煽ることで、自分への支持を集めようとしてるんだよ。で、Bush支持者の多くは、彼が言ってる架空の脅威(今後のテロとか)を恐れて、深く考えないまま支持してるみたいなんだよね」
trans-islands「ほほー。じゃ、あなたは民主党支持者なんだー(ちょっと安心)。。。」
Kevin「僕はBushが再当選しないように、心を込めて一票を投票するよ。Kerryが当選すれば、無駄な攻撃や無駄な死が減るんじゃないかとホントに思うんだ。……今回はいろいろ教えてくれてありがとうね」 以上が概略です。
今回、私にとって新鮮だったのが、「Bushは国民の恐怖を煽って支持を得ようとしている」っていう見方でした。
「テロがまた起こるぞ」「起こさないためには、イラクに潜伏するテロリストを攻撃するしかない!」こういう趣旨の発言を繰り返して国民の恐怖感を煽り、怖くなった国民が共和党を支持してるわけですね。
私には、イラク戦争はとにかくYoung Bushがパパの念願(打倒サダム)を叶えたいだけのように見えますし、途中からは意地だけで戦争を続けてるように見えます。毎日爆撃されているイラク市民の立場からすると、香田くんのように理不尽な殺され方をしている人がたくさんいるわけですよね。このまま続けても、憎しみしか生まれないような気がします。
「もうこのへんで今までの矛盾を認めて、戦争やめませんか、Bush大統領。……っていうか、Kerry候補が当選すればマシになるような気がします。アメリカ市民ではありませんが、Kerry候補の当選を心より祈りつつ、戦況を見守りたいと思います。
【写真は9.11テロの現場、ニューヨークのGround Zero。半旗の右上に飛行機が飛ぶ】
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