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by trans-islands
 
【Myanmar】 「ミャンマーって素敵な国♪」と思った方へ
a0018745_21101591.jpg 今日はふとCarpentersの"I need to be in love"という名曲を思い出してしまいました。そんなわけで、初めての音楽ネタ(少し)&マジメな話をしてみます。

 というのはですね、私はバスの話僧院の話とミャンマーの記事を2回書きました。私がミャンマーを大好きなため、2回ともほとんど良い話ばかり書いてしまいました。特に僧院の回では、ミャンマーにはホームレスも泥棒もおらず、優しい人ばかりの天国のような国であるかのような書き方をしてしまいました。これらの話は旅の途中で私が知りえた情報で、2年ほど前ではありますが、まだそんなに変わっていないとは思います。でも、実際はそんなにいいことばかりじゃないので……。今回はミャンマーの”負”について少しお知らせしようと思います。

ミャンマーが抱えている問題-----それは「政治体制」です。
(詳しく話すと長くなってしまうので、ここでは大胆にかいつまんで書きます。
全体の話はBurma Infoビルマ問題入門「はじめての方々への解説」に素晴らしいまとめがありますのでご参照ください)

 そう、この国はいまだに「軍事政権」が仕切っているんですよ。「政府」と「軍」がイコールなわけです。で、過去、この軍が常識では考えられない数々の政策を打ち出し、めちゃくちゃやってきたんですね。

例1)【廃貨】 
 国民が財力を蓄えるのを阻止するために(軍事政権を覆す力をつけないように)、ある日突然、紙幣を無効にしました。いってみれば、日本政府が「今日から1万円札は使えません。両替? しませんよ。今持っている1万円札は今日から紙切れでーす。かわりに9000円札発行しまっす」という政策を実行するようなもんです。銀行が信用できないこの国で、タンス預金でコツコツ貯めたお金が…… 突然ゴミです。(10年以上前の話です)

例2)【大学閉鎖】
 1988年、ミャンマーで大規模な民主化運動が起こりました。中心になったのは、アウンサンスーチー女史率いるNLD(National League for Development)と、その趣旨に賛同する大学生たちです。大学で他国のことを勉強した人たちが民主化運動に参加するのは理解できるのですが…… 軍事政権は「大学があるから反政府運動が起こるんだ」と、大学をいきなり閉鎖してしまいました。確か大学構内も銃撃され、多数の死者がでたのだと思いますが…… その後何年も、大学は閉鎖されたままでした。(現在はもう再開されてます)

例3)【インターネット禁止】
 ミャンマーでは、2003年半ばまでインターネットできませんでした。メールを送るだけならパソコンを持っている人にお願いすれば何とかなったんですが(でも政府が売っていたメールアドレスがやたら高かったとか)、でもホームページを見ることは禁止。きっと軍事政権は、国民が直接他の国の情報に触れることがまた民主化運動のきっかけにならないか、と心配だったんだと思います。(2004年現在は、少しずつインターネットカフェが増えているようです)

 ここでは極端な例ばかり挙げてしまいましたが、こういう状況に不満を抱いて「反政府」「民主化」の声を出そうものなら…… 「即逮捕→形式的な裁判で即刑務所行き→何年も出られない」ということが実際に起こっています。「壁に耳あり、障子に目あり」もまた真実なので、ミャンマーを旅するときは政治の話厳禁(旅行者が興味本位で「ねぇねぇ、軍事政権ってどうよ??」なんて聞くと相手に迷惑をかけてしまいます)。人々の優しい笑顔の裏に、私たちからは想像もつかない恐怖が隠されているんです。

 繰り返しになりますが、先般の私の記事を見て「ミャンマーって素敵な国ね♪」と思った方、ぜひ一度Burma Infoの記事にも目を通してみてください。私はミャンマー難民の支援を求めているわけでも、活動してくれと言っているわけでもありません。ただ、私の大好きなミャンマーにはこんな一面もあるということを知っていてほしいと思ったわけです。

 でも、旅行者にはこういう負の一面はほとんど見えないし、ほとんど関係ありません。私が前回書いたように、ミャンマー人はきっとあたたかく、笑顔で旅行者を迎えてくれるはずです。行ってみたいと思った方、ぜひ機会があれば行ってみてください。必ず、素朴で素敵な風景と人々に出会えると思います。

 私は久しぶりに、物事には表と裏があるということと、それから「Perfect な場所っていうのはないんだなぁ」ということを思い出しました。ここでやっと音楽の話になりますが、そのときアタマに浮かんだ曲が "I need to be in love" です。最後の"I know I ask perfection of a quite imperfect world...."ってところがふと出てきました。恋愛の歌なのでちょっとニュアンスは違ってしまいますが、まぁ「パーフェクトでないこの世界で、パーフェクトを求め過ぎたのはわかってるんだ」くらいの意味だと思うのですが。

 そういえば、税金もなく、働かなくてもいい楽園の国(と思われた)ナウルも、ついに財政が破綻して終焉が近づいているようです。やっぱり苦もなく楽ばかりっていう場所ってのはないのかもしれません(あったら行きたい)。私はパーフェクトじゃなくてもいいから、苦と楽のバランスを上手にとりながら、日々の小さな幸せを求めて生きていこうかな……。

【写真:ミャンマーの小さな村で会った子供たち】
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by trans-islands | 2004-07-30 22:52 | Asia
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